Message |私たちの想い
障がい者を持つ家族共通の不安として「親亡き後」があります。
「親が先に亡くなった時、この子はどうやって生きていけば良いんだろう」と、いつかのその日のことが頭にあると思います。
これは、私の家族にとっても他人事ではなく、時を経て切実な課題として捉えるようになりました。自分に何ができるかを考えた時、大きな遠くの未来を描くより、今目の前にある困りごとに力を注ぐことの方が、私にとっての自然体だと思いました。
これまで、福祉では無いいくつかの仕事をしてきましたが、そこに楽しさや学びはあっても「どうしても自分がやらなければいけない仕事」には思えませんでした。でも、縁あって飛び込んだ福祉の世界で、これが自分にとってやっと出会えた使命の仕事だと思えるようになりました。
誰もが、自分の人生を自分で生きるのだと思う。だからこそ少しサポートが必要な相手に、家族以外の力でも力強く支えていく。それが当たり前の時代、社会であるべきと感じます。
「何かをできるようになること」の前に「不安がなく生きられる」と言う土台があり、その先にあるより良い人生を支えたい。
社名である、シン・カゾクには「血のつながりが無くても支え合える、これからの家族の形」という想いを込めています。
日々の中で、共に感じることを大切にしながら、今、優先的に必要とされる社会課題に向かって、希望の持てる社会創りに貢献していきます。
代表 田口 いづみ
「共に感じ 育っていく」
目の前にある社会課題を解決し
希望の持てる社会を創る